明治6年創業以来一貫して品質本位のお酒造りに徹し、毎年11月から3月までの年1回醸造方式を行っています。
地元産酒造好適米の契約栽培米等を使用し蔵王連峰の伏流水と冬の蔵王颪の寒風という自然の恵みを生かしたお酒造りを行っています。
なお、発色性酵母を使用した「ロゼ」色の低アルコール酒や、発泡性低アルコール酒など新タイプの日本酒の製造も手掛けています。
お米は清酒の最も重要な原料であり、米質が酒質におよぼす影響については古くから関心が持たれてきました。
しかしお米には製品に支配的に働くような高い香りはなく、また清酒製造工程は極めて複雑で、酒質の良否は主として工程管理によって決まるものであるため、酒造用としてのお米の良否の判定も工程管理の難易に関係するところが大きいです。
・蒸しが容易で良い蒸米ができること
・麹菌の破精(ハゼ)込みが良いこと
・溶解糖化の良いこと
・大粒で心白のある軟質米
・粗タンパクおよび粗脂肪が少ないこと
美山錦
・たかね錦にγ線照射(農水省放射線育種場)
・選抜・固定(長野県)−酒造好適米に登録(宮城県)
・主産地は長野県
特徴:玄米千粒重は大きく、心白発現率が高い。
蔵の華
山田錦を母、東北140号を父として交配してそのF1を養成し、次に東北140号を母、前述のF1を父とする戻し交配を行って育成された。
特徴:
・穂数が多く、収量性は美山錦より安定して優れている。
・粒大は美山錦より大きく、心白の発現は少ない。
・砕粒歩合は少なく、醸造特性は美山錦とほぼ同等に良好。
お酒は生き物です。しっかりと発酵や熟成を導きながらも、自然のまま肩の力を抜くようなやり方で造っています。
法人名 | 蔵王酒造株式會社 |
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所在地 | 〒989-0253 宮城県白石市字東小路120-1 |
Webサイト | https://www.zaoshuzo.com |
創業 | 1873年(明治6年) |