すず音という愛らしい名前は、グラスに注ぐと立ちのぼる繊細な泡が鈴の音を奏でているようであることから名付けられました。口の中でぷちぷちと優しくはじける泡は、 シャンパンと同じ瓶内発酵によって生まれる自然の炭酸ガスによるもの。 お米の優しい味わいの中に、柔らかな甘酸っぱさが口中に広がります。アルコール分も低く、普段はあまりお酒を飲まない方にも喜ばれるスパークリング清酒です。乾杯にはもちろん、カクテルベースやデザート酒としても、一味違った日本酒の飲み方を味わってください。
※本商品はお酒です。20歳未満の方はご購入いただけません。
・美酒コンクール2024、2023「スパークリング部門」金賞 ・IWC2020「スパークリング清酒部門」ゴールド&リージョナルトロフィー*(宮城・スパークリングトロフィー) ・IWC2019「スパークリング清酒部門」ブロンズ ・IWC2018「スパークリング清酒部門」シルバー ・ブリュッセル国際コンクールSAKE selection2018スパークリング日本酒ゴールド受賞 ・IWC2017「スパークリング清酒部門」シルバー ・IWC2016「スパークリング清酒部門」シルバー ・ワイングラスでおいしい日本酒アワード2012・2013・2014「スパークリングSAKE部門」史上初!3年連続最高金賞受賞 ・ワイングラスでおいしい日本酒アワード2011「乾杯酒部門」金賞
今では一般的となったスパークリング日本酒ですが、「すず音」はそのパイオニアともいうべき存在です。開発の発端は1982年に遡ります。創業者の一人である鈴木和郎(3代目社長)はヨーロッパへ視察旅行に向かいます。パリを訪れると、そこで話題となっていたベルギーのビール、ランビックと出会います。その味わいは、酸味と香りが高いが泡立ちは穏やか。それはまるでワインを彷彿とさせるビールであり、日本人のビールのイメージを覆すものでした。更に、オーストリアのウィーンでは、ぶどう栽培農家が営む居酒屋でホイリゲと出会います。それは醪をしぼったばかりの白ワインで微量の炭酸ガスを含み、取っ手の付いた小型のジョッキで、まるでビールのようにグビグビと楽しむ様子に衝撃を受けたのでした。これらの体験をつうじて、「ビールとワインの間にはすでに垣根はないが、日本酒はまだまだ一口飲めば日本酒と分かる。日本酒もワインやビールと同じ醸造酒なのだから、固定観念にとらわれないもっと多様な造り方、飲み方があってもおかしくない」と強く感じ、帰国後これらの体験から生まれたアイデアもとに、予てより懇意にしていた勇心酒造株式会社の徳山孝社長ともに「ひめぜん」に代表される日本酒らしくない低アルコール酒の開発が始まりました。
「ひめぜん」(1988年発売)の開発によって低アルコールタイプの日本酒製造に関するノウハウが確立されると、さらに発酵による炭酸ガスによって発泡感を持たせるための開発が始まります。そして、1998年遂に「すず音」が誕生します。当時は今よりも品質管理が難しかったこともあり、取り扱っていただける酒販店様は、宮城県内でもわずか1店舗、全国を回ってようやく20店舗を集めるのが精一杯というスタートでした。 翌年、テレビの人気番組で「すず音」が取り上げられると一躍注目を浴びることとなり、そこからすず音の躍進が始まりました。その後も様々な酒質の向上を図ると同時に、「すず音」シリーズとしてラインナップも充実していきます。
シャンパンのグラスから立ち上る「チリチリチリ…」という音は「エンジェルのささやき」と例えられますが、立ち上るきめ細やかな泡立ちが涼しげで鈴の音を連想させることから「すず音」と命名しました。
「すず音」の生命線は何といっても安定した酒質です。特に瓶内二次発酵(※1)によってもたらされる炭酸ガスは、爽やかで心地よい刺激を与えてくれます。そのため瓶内二次発酵を止めるタイミングの見極めが重要です。発売当初は手本となるデータもなかったことから、全てが手探りの状態でしたが、現在はノウハウも確立し、品質も安定しています。 (※1)瓶内二次発酵とは…酵母はアルコール発酵する際に炭酸ガスを同時に生成する性質があります。これを利用して瓶内で発酵させ炭酸ガスを閉じ込める方法です。「すず音」の製造方法は一ノ蔵の製法特許(特許番号3337198号)です。酵母由来の炭酸ガスのため、泡立ちがきめ細かく調和した味わいが特徴です。
「発泡清酒すず音」、「花めくすず音」及び「幸せの黄色いすず音」は、温度や光の影響を受けやすい、とてもデリケートなお酒です。お求めになりましたら冷蔵庫で保管いただき、なるべく早くお飲みください。キャップ天面に記載された「製造年月」から1ヶ月程度は、すず音のフレッシュな味わいをお楽しみいただけます。